SEANです。
私は40歳までは海外生活は一切経験なく、仕事で英語を使う機会も殆どないまま、日本からバンコクに移住して6年後の昨年から英語圏のフィリピンで生活しています。
ということで、日常的に英語を使うようになったのは昨年からなのですが、フィリピン人の英語、特にビジネスにおいては非常に聞き取りやすいし、さらにメールや書類で書かれている英語は非常にオーソドックスな文面でスラング的なものは殆どありません。ちなみに、フィリピン人の感覚としては、英語のレベルで人を判断する部分があるようで、そういった観点から正しいスペルとか文法を重んじているようです。このあたり日本人とはだいぶ感覚が違いますが、なかなか興味深いですね。
さて、私は今まで日本でもフィリピンでも英会話学校やオンラインの英会話レッスンを受けたことはないのですが、本気で学ぶ気合があるのでしたら、こういった学校も良いとは思いますが、学校に行かなくても英語力アップは十分にできると感じています。
例えば、判らない単語やフレーズが出てきた時、私の学生時代には英和、和英、英英といった辞典が必要でしたが、今やインターネットにつながったスマホがあれば、簡単に検索できます。
もし、「貸し倒れ引当金」を英語で何というかわからない場合、決してそのままにせず、スマホのブラウザーで「貸し倒れ引当金 英語」と入力して検索すると、沢山のウェブサイトが候補として出てきますが、上位候補をクリックすると、下記のように出てきます。
これで、「Allowance for doubtful account」といった候補が出てきますが、Allowanceという単語は”和製英語”ではおなじみではないですが、その分、非常に英語らしい意味合いを感じることが出来て素敵です。doubtfulのdoubtは日本人にもおなじみだと思います。
重要なのは、判らない単語やフレーズが出てきた時、必ずその場で検索する事です。
そうしないと、調べる事自体を忘れてしまいますので。
私の場合は1日、最低10回はこのように調べていまして、今日、出社途中の路上でも立ち止まって検索したりもしました。
さらに時間がある時には、当該ページに載っている関連用語も見ていくと、さらにボキャブラリーが豊富になりますし、楽しくなってきます。
私も含め日本人に見られることとして、どうしても和製英語に引っ張られるのですが、これはさすがに通じません。
日本ではトヨタや松下を”メーカー”と言いますが、これは完全な和製英語で、製造業と言いたいなら、manufacturing か manufacturing industry あたりが妥当でしょうが、どうしても日本だと”メーカー勤務”みたいに使ってしまいます。私はここから脱却したいので、しつこいくらい、スマホで調べる習慣がついてしまいましたが、インターネット上に有益な情報が溢れていますので、本当に便利になりました。活用しない手はないと思います。
一方、英語のメールや文書を読んでいてわからない単語やフレーズが出てきた時も同様にネット検索すればよいのですが、この場合は、「affirmative 文書」という風に英単語と日本語を検索用語にすることにより、日本語の解説が入ったウェブサイトがヒットしますから、そこをチェックすれば、ほとんどクリアになります。
日本のメディアでも「アファーマティブ アクション」という用語が出てくる時がありますが、こういった単語はパシっと和訳するのは簡単ではないですが、別に無理して日本語にする必要はなく、例文まるごとで理解できればいいと思っていますし、これが、英語を英語のままで理解する、という最終ゴールになると思っています。
このように、ネットで調べるようにしていると、個人的には特に英会話学校に行かなくてもいいかなあと思いますし(繰り返し言いますが、本気で学ぶ気合があるなら有益だとは思いますが)、一番重要なのは、1日のうち、英語に触れる時間を極大化することだと思っています。
そういう点では、今、オフィスにいるのはフィリピン人スタッフだけで、日本語が使えないのは恵まれた環境ということになりますね。しばしば、「あー、これ、英語で何といったらいいんだー!」と頭を掻きむしりながらネット検索していますが、これは凄く恵まれた環境な訳です。