SEANです。
日本の豪雨の被害が非常に大きく、心を痛めております。
こちらフィリピンでも新聞の一面で大きく報道されていました。
昨晩、アメリカ在住の高校時代の親友と話をしたのですが、アメリカの治安があまりよくない地域で大規模災害が起きた時、まず注意することは略奪とか暴行だね、との事でした。こちらフィリピンでも、商店などは間違いなく侵入されると思います。
このような事態が殆ど起きないのが、日本の凄いところだと改めて思います。
(今回は悲しい事に、一部で、空き巣や詐欺狙いが出ているようですが)
日本では殆ど報道されませんが、世界の国のうち、かなりの割合で日本人がリスペクトされている一因かと思います。
一方、気がかりな事としては、政府の災害対応を批判するマスコミの姿勢と、それに乗っかる、あるいは、それを期待して、かつ、煽る人々、です。
警戒中の先週金曜日の夜、自民党が議員宿舎で飲み会を開いたのがけしからん、と報道しているメディアがありますが、まあ、確かに警戒中ではありましたが、あの時点では、ここまでの被害が出るとは思いもしなかった、というのが、殆どではないでしょうか。
批判するのであれば、今ではなく、飲み会の翌日の朝刊とかニュースで行うのなら、まだわかります。でも、実際は、有力政治家から政局へのコメントを取ろうとしか考えていなかったのが実情ではないでしょうか?
さらに言えば、マスコミ、例えば、テレビ局は、金曜日夜から全面的に大雨警戒の特別番組を放送して、CMも無しにしてもらいたかったです。
では、なんで、このような報道がされるのか?
結局は、視聴者や読者が喜ぶから、だと思います。
弱いものいじめはしてはいけないが、強い者、権力者に対しては、どんな汚いことばを使っても問題ない、と思い、それでストレス解消している雰囲気が非常に強いと感じています。
ヘイトスピーチ、パワハラ、セクハラはすぐに問題とされますが、総理大臣や与党幹部には何を言っても構わない、という風潮です。
実際、いま、総理が岡山県など被災地を視察との記事に対するコメントは、罵詈雑言の嵐です。選挙対策だ、とか、邪魔だ、とか、、、
もし、逆に被災地に行かなかった場合、それはそれで、被災地の心情を理解していない、とか、官邸で宴会やっているのだろう、とかいう風に書かれるのでしょうね。
フィリピンに住んでいますと、日本はいいなあ、と思う事ばかりなのですが、ストレス社会で、こういったガス抜きがないとダメなのでしょうかね?