フィリピンセブ不動産の売買、賃貸はCCPI社~そよ風に吹かれて

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フィリピン不動産CCPIのお問合せはinfoccpinc@gmail.com になります. 2019年10月よりフィリピンマニラマカティーオフィスからメインオフィスをバコールに移転いたしました。日本語対応は2人(うち1人はフィリピン人)、バコールオフィスは現在9人体制、セブオフィスは3人体制です。 CEOは日本の金融、不動産が日本の高度成長期に一番伸びたことからその経験を踏まえて フィリピン不動産から銀行口座、VISA及び移住希望まで お気軽にメールいただければと思います。 Facebook : https://www.facebook.com/CCPI-Capitarize-Commercial-Properties-Inc-1893541004201718

フィリピンで感じる地方自治

SEANです。

日本の方がマニラと聞いてイメージするのは、ビジネス街マカティや、観光地イントラムロスから近いエルミタ マラテ地区、最近ではフォート ボニファシオ(BGC)あたりも含まれると思いますが、いずれも、マカティ市、マニラ市、タギグ市という別の地方自治体となっています。

 

日本の「市」よりはずっと小さいので、私自身、かつては、これらの地域を全部、同じ、”マニラ”と理解していましたが、正しくは、”メトロ マニラ”と表現されています。

 

そして、最近感じているのは、日本と比べて、フィリピンは地方自治が発達している、というか、自治体、市によってルールや行政サービスがかなり異なる、という事です。

 

私が大部分の時間を過ごしているマカティ市は、フィリピン最大のビジネス街という事もあり潤沢な税収もあり、その分、道路は綺麗に整備され、アヤラ アベニューの地下横断路は24時間警備員がいて、全く怖い印象はありません。

 

道路を巡回する保安員も多いですし、定められた場所以外での喫煙は厳格に禁止されており(とはいえ、ちょっと隠れた所では、吸っている人はいますが)、保安員に注意されている喫煙者の姿を見かけることがあります。

 

庶民の交通手段であるジプニーは大通りの走行に限定されていますし、トライシクル(三輪車のタクシー)は殆ど見かけません。

 

特に朝と夕方の通勤時間帯は、道路保安員が目立ちます。ちょっとした事で、日本で言うところの交通切符のようなものを切らされています。

それだけの人員を投入できる予算がある、という事なのでしょう。

 

これが、空いていればクルマで10分程度で隣のパサイ市に入った途端、風景は一変。

まずは、ゴミだらけの道となりますし、いわゆる、アジアのカオス的風景となってきます。交通保安員も減るので、ちょっとした事ですぐに渋滞になりますし、マカティとは全く異なります。

 

道路以外でも違いを感じるのは、スーパーやコンビニ、ファストフードでの買い物袋です。マカティ市ではビニール袋(こちらの人にはプラスティック バッグと言わないと通じませんね)が全面禁止されているので、水分を含んだ商品や重たいガラス瓶を買っても、紙袋に詰められます。そして、ファストフードで飲み物を買ったら、ストローは紙製で何とも違和感がある、、、

 

でも、これは市の条例で定められていることで、プラスティック バッグが雨季の際、排水溝を詰まらせる原因になるから、という風に聞いています。

確かに、そこら辺にゴミとして捨ててしまうケースが多いフィリピンでは有効な策なのかもしれないですが、最近は慣れましたが、ビニール袋オッケーなBGCと比べると凄く不便に感じましたし、どうせ、環境に気を使うのであれば、ペットボトルも全面禁止にするくらい振り切ってしまえばよいのに、と思っていました。もう慣れてしまいましたが。最初は、もしかして、マカティ市は製紙会社と”特別な”コネクションでもあるのかな?と穿った見方もしていましたが、日本で市を跨ぐだけではこんな違いを経験することはないと思います。そういう点では新鮮ですね。

 

日本人がイメージするメトロ マニラのビジネス街といえば、マカティとBGCになるのでは?と思いますが、オルティガス(マンダルヨン市)、アラバン(モンテンルパ市)といった場所にも高層ビルが立ち並び、有力企業がオフィスを構えています。

 

それぞれの市が、民間企業に対して、税金や補助金などのベネフィットをアピールして、誘致競争をしているのが想像できます。日本とは全く違います。

 

このあたりは、アメリカに倣っている仕組みなのかなあ? なんて考えながら、メトロ

マニラを眺めてみるのは、なかなか楽しいものですよ。

 

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